Interview with the Members ~ 株式会社クラブハリエ~

株式会社クラブハリエ 代表取締役社長・グランシェフの山本隆夫さんへインタビューしました

本社の「ラ コリーナ近江八幡」(2025年8月撮影)
滋賀県近江八幡市に本社を構える、日本を代表する洋菓子メーカー「株式会社クラブハリエ」は、2023年12月から正会員としてTHANKYOU FUNDを支えていただいています。

訪問させていただいた「ラ コリーナ近江八幡」は2015年にオープンしたクラブハリエのフラッグシップ店です。
ラ コリーナの「自然に学ぶ」というコンセプトの通り、お菓子だけでなく四季折々の自然も楽しめる、まるで「お菓子のテーマパーク」のような広大な敷地には、こだわりや遊び心がちりばめています。

そんな株式会社クラブハリエの代表取締役社長・グランシェフ  山本隆夫さんに、THANKYOU FUNDについてお話を伺いました。

(2025年8月/インタビュアー:THANKYOU FUND 副代表理事 畑中大蔵)

THANKYOU FUNDとの出会い

代表取締役社長・グランシェフ 山本隆夫さん
畑中:いつも正会員としてご支援・ご協力いただきありがとうございます。まずはクラブハリエさんとTHANKYOU FUND(以下「ファンド」)との出会いについて振り返りたいと思いますが。
 
山本さん:これはもう、矢野さん自ら、ラ コリーナ近江八幡の本社にお越しいただいたということですよ。畑中さんもご一緒でしたしね(笑)
 
畑中:2023年11月に矢野さんと訪問させていただきました。
 
山本さん:それまで矢野さんがこのようなNPO法人を立ち上げ、社会貢献活動をされていることも知りませんでした。僕が大のタイガースファンだったので「あの矢野さんがわざわざ僕に会いたいというので、何やろ」とドキドキしていました。実際にファンドの活動を伺い、びっくりする反面、「マジメに、熱心に活動されているんだな」とすっと内容が入ってきたって感じでしたね。
 
畑中:ファンドの活動はどう受け止められましたか?
 
山本さん:著名人でも色んな人が色んな社会貢献活動をされてることは知っていますし、何か協力できることはないかな…という気持ちはあったのですが、僕自身「お金だけ寄付するので、後はよろしく」というスタイルが嫌いなので。協力するなら、しっかり自分事として捉えて、僕が一緒にできることをしたいと思いました
 
畑中:初めて訪問させていただいたとき、その場で「何か一緒にやりましょう」とご提案いただいたときはとても驚きました。
 
山本さん:矢野代表ご本人が率先して一番動いていることに対して、「これはやるべきだな」と突き動かされましたね。

THANKYOU FUNDとの出会い

くぜさえさんデザインのチャリティグッズができました
畑中:そして、チャリティを目的としたクラブハリエさんとファンドのコラボバームクーヘンの販売に繋がるわけですね。その話は後ほど伺いますが、このファンドをお知りになってから、矢野さんと色々な場面でお繋がりができたと思いますが、印象に残っているエピソードはありますか。
 
山本さん:色々ありますね(笑)矢野さんは誰かに任せるよりご自分で考え動く方なので、その場で「じゃあこうしよう」みたいな場面もあって。昨年、甲子園でクラブハリエの冠試合があったのですが、バームクーヘンのパッケージをイラストレーターのくぜさえさんに描いてもらいまして。これまでのタイガースとは違うとてもかわいいパッケージデザインを矢野さんが見られて「これ凄くいいですね!」「このデザインをファンドでも採用したいね!」とトントン拍子で話が進み、実際カタチになって。
 
畑中:矢野さん、くぜさえさんデザインのパッケージデザインを大絶賛してましたね(笑)あれから、山本さんにくぜさえさんをご紹介いただき、グッズ展開に繋がりました。
 
山本さん:僕はどちらかというと、文字を読むよりビジュアルで物事をとらえるタイプなんで、矢野さんのインスピレーションというか、「ビジュアルを通じてファンドを知ってもらえる」という感覚は通じるものがありました。ほかにも、「甲子園で始球式する」と話すと矢野さんが「行く行く」とラ コリーナまで投球指導にお越しくださったり。矢野さんと野球を通じてまた学ぶこともありました。

THANKYOU FUNDに入会して

畑中:山本さんの場合、「正会員として」というと少し関わり方が違うのかもしれませんが、実際にファンドに関わり始めて率直な印象をお聞かせください。
 
山本さん:まずは、運営が透明というか、活動の分かり易さはすごいですね。会計も包み隠さず公開され、グループLINEで随時活動報告いただける。「こんなに出すんや、こんなに全部言うんや」っていうくらいなので(笑)逆に疑う余地がないというか。
 
畑中:矢野さんが一番大事にされているのが、「活動内容は包み隠さずどんどん知ってもらおう」ということですので、そこはチカラ入れて取り組んでいます。まだまだかもしれませんが。
 
山本さん:それこそ、「上手くいってません」ということまで言っちゃう(笑)「全部何もかも順調に行ってます」という報告より気持ちがいいですよね。「じゃあ、自分も何か手伝えないかな」ってなりますし。

CLUB HARIE × THANKYOU FUND が実現

2024年11月に販売したチャリティコラボバームクーヘン
畑中:ありがとうございます(笑)先ほどの「コラボバームクーヘン」の話に戻りますが、2024年11月にこのプロジェクトが実現しましたが、これはファンドにとても大きな取り組みでした。
 
山本さん:はい、僕も一緒に取り組めたことがとても印象に残っています。コラボして、「売上の一部を寄付して終わり」ということではなく。コラボすることで、クラブハリエを応援してくださるファンの方にもファンドのことを知っていただく機会にしたかったんです。
 
畑中:クラブハリエファンの方はファンドのことはきっと知らなかったでしょうし、商品を通じて少しずつでも理解者が増えてくれることはとてもありがたいことです。
 
山本さん:これを1回で終えるんじゃなく、機会をとらえて繰り返ししていくことで、1人が2人、2人が4人、ゆくゆくは何千・何万という人に知っていただければと。梅田の阪神百貨店でトークインベントしたときは「何か知らないけど矢野さんいるやん」と人が集まる。そこで僕たちの商品も売れる。
 
畑中:その後、毎年ラ コリーナで開催されている「ラコフェス」でもトークイベントさせていただきました。結果、約2,000個もお買い上げいただけました。
 
山本さん:目標はずっと買ってもらうことではなく、知ってもらうことですし。イベント以外にも何か常設しておくとか…何か考えたいですけどね。ラ コリーナにもたくさんお客様が来られてるので。

矢野代表理事との交流を経て

2024年11月「ラコフェス」でトークイベントをさせていただきました
畑中:改めて、ファンドを通じて矢野代表の印象は?
 
山本さん:マジメな方ですよね。僕自身、「野球選手は野球のことだけ」という刷り込みみたいなものがありましたけど、矢野さんは野球選手の考えだけじゃないところがいっぱいありますね。まあキャッチャーということもあるでしょうけど、結構視野が広くて、色んなことをこう考えながら…何というか経営者に近いというか。
 
畑中:タイガースの監督としてチームマネジメントを経験されたこともあるでしょうね。
 
山本さん:そうですね。ご自身でも吸収しようと努力されていることと思いますし、そういう意味でマジメだなと思います。
 
畑中:今後、ファンドにどのような期待をされていますか。
 
山本さん:どういったことに取り組むのかは、矢野さんはじめアスリートや事務局の皆さんが決めることなので、僕はただファンドのことを知ってもらえるようお手伝いできればと思います。ただ、周りから見ていて何かブレてくるようなことがあれば、「そこまでする必要ないじゃないか」と思うことはあるかもしれません。常に目標にブレず頑張っていただきたいです。

お菓子に例えると?

「みんなでガンバロー」のメッセージをいただきました♪
畑中:最後の質問になりますが、ファンドをお菓子で例えると、どんなお菓子だと思いますか。
 
山本さん:人生一つ一つ積み重ねて年を取り、大きくなっていく。ファンドも同じだと思うんです。年輪を重ねて大きくなるという意味では、やはりバームクーヘンじゃないですか。
 
畑中:最初はスロースタートですが、でもそれが少しずつ輪になって、色んな人が協力しあって大きくなる姿は、まさに年輪ですね。
 
山本さん:これはクラブハリエにも当てはまることですけどね。
 
畑中:矢野さんがよくおっしゃるのは「大きくすることを目的にしたくない」と。身の丈に合った社会貢献活動を少しでも長く続けることが大事って言われてるんです。小さく産んで、徐々に自分たちの出来ることを広げていくっていう感じですね。
 
山本さん:はい、無理せずが一番です。その中でお菓子とかデザインとか必要なことあれば任せていただければ…ということです。移動が大変かもしれないですけど、ラ コリーナで集まっておいしいものを食べていただくとか。例えば、料理のプロが一堂に会して、凄い本気の人たちで、患者さんだけでなくご家族にも楽しんでもらったり。そうしてみんなが笑顔になっていただけるのが一番じゃないですか。まあ、そこまでなると、一番僕が楽しんでると思いますけど(笑)
 
畑中:とても楽しそうですね!こうして会員の方と手をつなぎ新しい支援に取り組んでいく。まさに年輪の環ですね。今日は大変お忙しいところ、ありがとうございました。
 
山本さん:ありがとうございました。またいつでもお越しください。
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